裏話 バーテンの独り言
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☆3 オリジナルなスタンダード 2001/07/16
☆2 おいしいワインをお気軽に 2001/08/07
☆1 O.K.? or N.G.?

☆3 オリジナルなスタンダード 2001/07/16 Contents Indexへ

 バーで楽しめる飲物の代表的なものに『カクテル』がありますが、みなさん一度は飲んだことがある飲物でしょう。その中でも、どの店に行ってもあるカクテルのことを『スタンダード・カクテル』と呼ぶのもご存じだと思います。カクテルは、たとえ同じ名前のものであっても、その店オリジナルなレシピを持っておりますので、店ごとに味が違いますし、同じレシピだとしてもそれを作るバーテンダーによっても味が変わります。
 バーにはよく注文される人気のカクテルなどがあったりします。が、メニューに『おすすめ』マークもついていませんしメニューすらない所もあるかも知れません。そんなカクテルに出会うのはどうしたらいいでしょう。
 各種情報誌や、口コミで知ったものがあるかも知れませんが、ふらっと入ったバーなどで、予備知識がゼロの場合は『このお店でおすすめなスタンダード・カクテルってなんですか?』と聞いてみましょう。ほぼ、間違いなくその店でおすすめなカクテルが出てくる事でしょう。

 そのおすすめのカクテルの味をしっかり覚えておき、後日別の店で同じカクテルを頼んでみると、味のバリエーションが楽しめるでしょう。 


☆2 おいしいワインをお気軽に 2000/08/07 Contents Indexへ

 いろいろな所でワインを飲まれる機会があると思うんですが、いわゆる有名どころのワインはなかなか自宅でもお店でも飲む機会がありません。特にワイン通の方はともかくとして、値段の高いワイン以外はなかなか良い物かどうかがわかりにくいと思います。
 誰もが知っているブルゴーニュ地区とかボルドー地区のワインがございますが、ボルドー地区のワインは「カルベネソーヴィニオン」とか「メルロー」といった良質なブドウをベースに他のブドウを混ぜて作られております。さらに5代シャトーと誉れの高い「シャトー・ラトゥール」「シャトー・ラフィッド」「シャトー・ムートンロートシルト」「シャトー・マルゴー」「シャトー・オーブリオン」などのグレートワイン(特級なワインのこと)はなかなか気軽に買える物ではありません。
 そこで耳寄りなお話。最近なかなかのワインが比較的購入しやすく市場に出回ってきたんです。(in名古屋地区) このグレートワインに使用するブドウと同じ品種なんだけど、少し等級の落ちる物を使用して作られた「セカンドラベル」と呼ばれる物がございます。この、「等級の落ちる」というのは何かと申せば、例えば「ブドウ畑がちょっと違うところにある」とか「同じ畑の物なんだけど、ブドウのなる木がグレートワイン用より少々若い」といったものです。
 この、「少々劣る」がグレートワインを醸造する技術をふんだんに投入された物が「セカンドワイン」なんですね。当然作る側もしっかりした会社なんで、(他がしっかりしていないという訳ではありませんが)グレートワインの焼き直しなどと言う作り方はしてきません。しかし、先ほどのブドウを扱う技術は卓越したものがあるので、ブドウの混ぜ方などを替えて、違うねらいを持った良質で低価格なワインを提供してくれます。

例えば
 グレートワイン シャトー・ラフィッド        20,000〜時価
 セカンドワイン シャトー・デュアール・ミロン  6,000〜7,000程度 (厳密にはサードラベルです。)
とか
 グレートワイン シャトー・ラトゥール       30,000〜 
 セカンドワイン エル・フォール・ド・ラトゥール  10,000程度
などがございます。

 気軽にといってもテーブルワインほど格安な物ではございませんが、ちょっとホームパーティなどで出せるときはいかがでしょうか。ワインをそこそこ扱っている酒屋さんに行って「シャトー○○のセカンドラベルでお手軽な物ありますか?」とか「セカンドラベルで軽め(しっかりした)ものありますか?」などと注文するのもよろしいかと。

 あと、念のために。「セカンドラベル」といっても出来がよいものは数万円するものがありますのでお気おつけあれ。


☆1 O.K.? or N.G.?ホットカクテル Contents Indexへ

 「Barで飲んでいるとついついタバコを吸いすぎてしまう」と言う人も多いと思います。どこのBarでも毎日毎日大量のタバコが灰になって行くわけですが、ここ4,5年、ニューヨークが発信源となって「CIGAR」つまり葉巻が静かなブームとなってます。
 一口にシガーといってもシガレット感覚の「シガリロ」からヒュミドール(注:葉巻専用の湿度を保つ保存箱のことです。)を必要とするプレミアムシガーまで幅があります。
 昔ならばシガーといえば資本家とマフィアのアイテムでしたが、最近では映画「ルーキー」や「インディペンスデイ」等での小道具としての使われ方や、デミムーア、ヴァネッサ・ウイリアムス等女性のシガースモーカーの映像が紹介されたりと、固定のイメージは崩れつつあります。
 店主自身パイプスモーカーですしシガーも大好き。でも、パブリックな場所でのタバコのあり方は、常々考えさせられます。

 店主のエゴでしょうか?みなさんのご意見を是非お聞かせ下さい。


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